人を殺す夢

人を殺す夢を見た。小学校の時の先生が活発でいっちゃなんだけどヒエラルキー上位の生徒を贔屓をする先生だったの。身分不相応に調子に乗ったと判断した子にだけ見せしめに教室でみんなの前に立たせて平手打ちする。好きな生徒、また好きな生徒の友達には絶対しないの。同じことやっても反応が全く違う。不条理の言葉を知らなかったけど先生って学校って意味わかんないなーと思ってた。

大人になった。講演会があった。当時より年老いたその教師が壇上に上がって話をするも言ってることとやってきたことが違うなと思って手を挙げて質問した。突っ込むとボロが出る。少し愉快だった。ボイスレコーダーを起動してる。質問中、元クラスメートに怒られるが、そんなこと知っちゃこっちゃない。好き放題された分を返させろと言わんばかりにまた先生を詰問するに戻る。今日も先生に褒められた人には悪いけど。

講演会が終わってホテルに戻った時、廊下で誰かに呼び止められた。すごかったねと穏やかに言われるも、この人は私を殺しにきたとなんとなく分かった。単刀直入に殺しにきたの?と聞いたら「察しがいいね」と刃物を取り出した。嘘だろと思いながら必死に刃物を取り返す。そんなことできたんか、私。するともう一本刃物を取り出した。絶望した。

「まだ持ってるんでしょ」「正解」これが延々といたちごっこにギャグみたいに続きだして面白くなってきたが、本当に殺されそうになったところで私が有り得ん能力を解放し逆に刃物で相手を刺した。感触が手に残っている。怖いけどほっとした。そこから相手を押し倒し、手がしんどくなったので足で刃物を踏み続けた。私は正当防衛をした。きっとこの人は先生を尊敬しているいい扱いを受けてきた人で、私の今日の行いを許せなかったんだろうな。でもこれもみんな先生のせいだ、と思って起きた。